ちょうど先週だったか，きっかけなど無いのになぜか，遠い昔に周りの仲間たちが何かあると話題にしていた蟹工船が頭に浮かび，ノンポリ仙人のようなナイーブな僕は関心が薄かったことを恥じ入りながら小林多喜二について調べていた。

なんとなくインターネットでオンライン新聞を読むのが日課になってしまいました。とは言っても，別に大きな興味があるわけではなく，なんとなく，という感じでサイトを開いてしまうのです。最近，ジャニーズが毎日書かれていたと思ったら，松本人志という人に代わっていました。

時代の流れか，ワールドカップ裏金疑惑の残骸か，ドイツでも大ニュースとしては騒がれなかったけれども，少なくともネット上では日本のニュースでも，ベッケンバウアーの紹介も兼ね「ひとつのニュース」として載っていただけの感じだった。

また友人が亡くなった。というか，亡くなっていた。
筆不精など通り越して音信普通など当たり前の僕なので，昔の友人から諦められて久しい。

下荒田町（鹿児島市）を久しぶりにひょんなことから訪れることになった。叔母さんと昼食を一緒にとったら，食後，「ちょっと散歩しましょう」とどんどん歩き始めるのだ。

亡くなったお袋はこの歌が流れるたびにぼそっと言っていた。「この歌は好きじゃないから聞きたくない」